睡眠の土台を整える3つのポイント
前回は、私自身が経験した「ねんねの悩み」と、そこから学んだことについてお話ししました。
今回は、夜泣きや寝ない子でも朝までぐっすり眠れるようにする「乳幼児の睡眠の土台」を整えるポイントをわかりやすくまとめます。
目次
1. 生活リズムを整える(夜泣き・寝ない子の体内時計リズム改善)
赤ちゃんや子どもが寝ない原因のひとつは、体内時計のリズムが乱れていることです。
- 朝はカーテンを開けて日光を浴びる
- 活動時間(機嫌よく起き続けられる時間)を意識する
- 夜は部屋全体の照明を落として過ごす
このメリハリで体内時計を整え、夜泣きや寝ない状態を改善しやすくなります。
※活動時間については次回ご説明します。
2. 入眠前の習慣を決める(ぐっすり眠るための寝かしつけルーティン)
寝る前の決まった習慣があると、子どもは「これから寝るんだ」と安心して眠りにつきやすくなります。
ご家庭に合った流れでOKです。
例:お風呂→保湿・着替え→授乳→歯磨き→絵本→消灯
毎晩同じ流れを作ることで、夜泣きや途中で起きる回数も少なくなります。
3. 快適な睡眠環境をつくる(光・温度・湿度・服装の工夫で朝まで安眠)
赤ちゃんがぐっすり眠れる環境を整えることも、夜泣き対策や寝ない子へのサポートになります。
- 光:遮光カーテンや遮光シートを使って真っ暗にする(外からの光を遮断)
- 音:生活音や外の音が気になる場合は、ホワイトノイズや環境音で安心感を
- 温度・湿度:温度は20℃~22℃。夏場は24℃前後。湿度は40〜60%が目安
- 服装:季節に合わせてパジャマを調整し、スリーパーの使用
- 安全性:転落や窒息の心配がない寝床。1歳までは寝床には何も入れない。(枕・掛け布団✖)
※安全性では2歳まではベビーベットの使用を推奨します。
おわりに
小さな工夫を積み重ねることで、乳幼児の睡眠は少しずつ整っていきます。
夜泣きや寝ないことで悩んでいるママも、まずは生活リズム・入眠習慣・睡眠環境の土台から整えてみてください。
次回予告
次回は、生活リズムを整える際に目安となる、月齢別の活動時間(起き続けられる時間)についてご紹介していきます。

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